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●目 次

第1章 さあ、サバゲーを始めよう!〈装備・基本ルール〉

装備はなくともゲームはできる
ハッチ戦場に散る
ときめきのフィールド体験
余はいかにしてゲーマーとなりしか

第2章 マイウェポンを選ぼう!〈サバゲーのためのベスト・エアーソフトガンはコレだ!〉

ボクのウェポン遍歴 
オレはステアーが好きだ!

第3章 サバゲーの危機管理〈セーフティゲーマーになるために〉

極悪銃の危険なワナ
二輪車族はツライのだ!
さまよえるサバゲー族
自分の身を守るために
大自然の脅威!

第4章 自分の戦い方を知ろう!〈戦略・戦術・ゲームバリエーション〉

民間ゲリラは強かった
ボクはスナイパーになれない 
インドア戦修業でシゴかれる
マンネリをぶっ飛ばせ!
雨の日は対戦ゲームにハマる 

第5章 サバゲー人間模様〈フィールドで出会う、あんな人こんな人〉

199×年南米某国国境線 
いるいるこんなヤツ 

第6章 サバゲー年代記〈サバゲーの現在・過去・未来〉

トイガンに歴史あり
サバゲーの未来は明るい?

解説1 装備とルール 基本のキホン
解説2 サバイバルゲーマーのルールとマナー
解説3 戦略と戦術とゲームバリエーション 
解説4 自分なりの楽しみ方を見つけよう 

あとがき
サバゲー・ミニ用語辞典


●あとがき

 ふう〜〜、やっと終わった。
 本書は、月刊「コンバットコミック」(日本出版社)に、93年9月から97年4月まで約3年半にわたって連載した、『城久人のサバイバルゲーム天国 ゲームウォリアーズ』を新たに再構成し、大幅に改訂したものです。
 連載開始時にはたいしたコンセプトもなく、とにかくサバゲーの面白さを少しでも多くの人に知ってもらえればという軽い気持ちで始めたわけですが、描いているうちに、サバイバルゲームをこういう形で紹介したマンガは初めてではないかということに気づきました。
 エアーソフトガンや電動ガンを買ったのはいいけれど、どこで撃ったらいいかわからない、一緒に遊ぶ仲間がいない。そんなサバイバルゲーマー予備軍に向けた〈入門書〉としてまとめよう。連載後半はそんな気持ちで描くようになりました。
 しかし、毎回時事ネタなどを盛り込みながら、良くいえばタイムリーに、悪くいえば場当り的(笑)に描いてきたものだから、単行本としてまとめるに当たってはかなり苦労いたしました。
 この本を手に取られたあなたが、本書をきっかけとしてサバゲーを体験し、その魅力をより深く知るきっかけとなってくれればと願っています。また、すでにゲームを楽しんでいる皆さんにも、「うんうん、そうだよね」などと共感してもらえるようなネタが随所に散りばめられていますので、フィールドでの話題作りにも一役買ってくれるのではないかとも、ひそかに期待しています。
 私がロクな装備も持たぬままサバゲーを始めてからすでに10年。この遊びは、いい大人が10年間飽きもせず楽しめる魅力と奥深さを持っています。サバゲーに対する周囲の目はいまだ温かいとは言えませんが、それもゲーマー一人一人が自覚を持ち、努力すれば次第に改善されていくと信じています。
 さあ、銃を持っている人は今すぐフィールドへ! 持っていない人はエアーガンショップへ走りましょう。同好の士が見つかれば、フィールドはすぐそこです!
 なお単行本化にあたってご尽力いただいた高貫布士氏に、この場を借りてお礼を申し上げます。

                                 ●城 久人(じょう・ひさと)
神戸六甲山の裏山を駆け回って少年時代を過ごす。高校卒業後なんとなく上京、3年間のマンガ家アシスタントを経て独立。以後フリーのイラストレーター、マンガ家として活躍。趣味の銃器研究、格闘技好きを生かし軍事アクションを得意とする。アメリカンコミックス看板キャラクター、「ハルク」と「スパイダーマン」をマーベルコミックスで描いた唯一の日本人。代表作に「狂戦士」「マック・ボラン」等多数。現在、さらなる不良中年をめざし修行中。