目 次
はじめに 1
第1章 暴走するリベラルたち 13
安保法案反対なら何を言ってもいいのか? 13
マイクを持った「ならず者」17
自らの正義に陶酔する人々 19
論理的に破綻した主張を展開する鳥越俊太郎氏 23
集団的自衛権の行使を認めるとテロが起きる? 27
空想的な平和主義から現実主義へ 33
安全保障の問題は個人の交友関係とは別次元 36
「あなた方だけには何も言われたくない」39
村山元総理の異常な行動 45
第2章 憲法九条がありながら、なぜ自衛隊は存在できるのか? 48
憲法に「集団的自衛権」の記述がないのに憲法違反? 48
憲法九条が日本の平和を保障しているわけではない 51
自衛戦争まで否定していた吉田茂 55
国際情勢の変化にあわせて変化した吉田の憲法解釈 59
解釈を大幅に変更して自衛隊を保持 63
憲法改正せずに自衛隊を創設したことから生じる矛盾 69
第3章 近代立憲主義とは何か? 73
「人の支配」か「法の支配」か? 73
人はなぜ国家を建設するのか―ホッブズの「社会契約説」79
ナチズムと共産主義 84
近代立憲主義で守るべき「自由」とは何か? 90
バーリンの「消極的自由」と「積極的自由」92
「積極的自由」の思想が全体主義をもたらす 96
近代立憲主義の二つの特徴 101
第4章 偽りの立憲主義 108
「個別的自衛権」と「集団的自衛権」108
国連の理念としての「集団安全保障」111
機能不全に陥った「集団安全保障」114
国連の「集団安全保障」では国を守れない 117
過去の憲法解釈変更を認めない憲法学者の不誠実 121
偽りの立憲主義者 128
第5章 集団的自衛権の行使は是か非か? 135
集団的自衛権は「権利」であって「義務」ではない 135
非現実的な「非武装中立」139
一見勇ましい「自主防衛論」144
日本の核武装が自主防衛を損なう 148
日米同盟を基軸とした安全保障体制 156
日米同盟が抱える根本的な矛盾 159
世界規模の危機に「カネ」で済ませた日本 163
戦後日本の大きな転機─ペルシャ湾に掃海艇派遣 169
機能しなくなった「集団安全保障」の枠組み 177
「集団安全保障」から「集団的自衛権」の時代へ 182
中国の軍事的覇権主義 185
台湾有事と集団的自衛権の行使容認 192
第6章 PKO活動の新たな一歩 201
とにかく自衛隊を海外に派遣させたくない『朝日新聞』201
「集団的自衛権」と「集団安全保障」を混同した朝日新聞 206
憲法が抱える矛盾―戦後日本の最大の悲劇 209
法の解釈がすべてと思い込む、現実離れの法学者 213
「憲法九条は死んだ」と言いながら、護憲を訴える矛盾 216
日本の文民を守ることができなかったカンボジア派遣 221
PKO活動の新たな一歩―「駆けつけ警護」の整備 225
補遺 虚偽と暴力にまみれた憲法制定過程 233
憲法制定の真の目的は日本の弱体化 233
憲法問題調査委員会の立ち上げ 236
民政局が目をつけた過激な憲法私案 239
圧倒的な暴力によって憲法を強制された 243
憲法強制以後の徹底した検閲 245
おわりに 250
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