目 次
巻頭の言葉
日本武道を通じて人物の育成を目指す 明治神宮宮司 中島精太郎 1
第一部
宮司と歴代館長の座談会でつづる
至誠館の歴史と使命 ……………………………………………………………………………………………13
至誠館とともに四十年 名誉館長 田中茂穗 14
中島宮司・歴代館長座談会
明治神宮 至誠館の使命 22
葦津先生が主導した武道場建設 22
鹿島神流の國井先生との出会い 29
縁と縁が結ばれて生まれた「至誠館」34
「天下に誇れる武道場」38
海外でも高く評価される至誠館武道 44
青少年の国際交流は、至誠館の新たなビジョン 50
武道を通じて、何を伝えるか? 55
武学と武術の二本柱を備えた至誠館武道 61
明治神宮創建時の精神を体現し継承する 66
至誠館武道の精神を考える―たましひとむすび― 名誉師範 稲葉 稔 73
第二部
明治神宮至誠館がめざす武道 ……………………………………………………………………87
神国意識を実践する 館長 荒谷 卓 88
至誠館との出会い 88
至誠館の生みの親、葦津先生の教え 90
主体性が欠如した戦後日本 94
イラク派遣でも通用した神道精神 98
君民一体の日本の国柄 102
「戦うべき時を知る」108
祖先たる神と一体に成る 112
武道を通じて健全なる精神を養う 113
武道の修行から宇宙の真理を体得する 117
不屈の精神で事にあたる 121
至誠館館長に「成る」という責務 123
弓道の最高目標は「真善美」です 弓道科師範 石川武夫 125
一日百射、弓に夢中になった大学時代 125
失敗の原因はすべて自分にある、弓道の怖さと清々しさ 129
的中しただけでは、勝利者と認められない 132
弓の深さを知ってこそ、弓道にのめり込んでいく 134
巻藁三年??弓を射る前に基本をみっちり稽古した 139
弓道の最高目標は「真善美」の追求 141
世界に類を見ない、日本の?長弓?の美しさ 144
大切なことは剣道が教えてくれた 剣道科師範 西川清紀 146
剣道は、武道的な教えを今も堅持している 146
剣道の目的は勝負の結果ではなく、人間の心を学ぶこと 147
警視庁に入って上達した 151
初めての日本選手権で完敗 152
摺り足と素振りを一年間続けた少年時代 157
三十二歳で念願の全日本選手権初優勝 160
全日本選手権に十六回出場できた背景 163
稽古で大切なことは高段者も初心者も同じ 164
妻と娘も剣道四段、息子二人も父の背中を追っている 167
「武道としての柔道」を心がける 柔道科師範 永福栄治 169
柔道を始めたきっかけ 169
最初に習ったのは道衣の着方と礼法 170
国際化して柔道は変質してきた 173
至誠館が本来の武道的な柔道を守り続ける 174
古式の形は、甲冑をつけて行なうもの 176
武道必修化、柔道を学校で教える意義 177
至誠館との出会い 181
次元が違った、山下泰裕選手との決勝戦 182
アフガニスタンの警察官に柔道を指導 186
至誠館と築く新しい柔道の未来 191
武術を通じて日本を稽古する 武道研修科師範 山田廣 193
合気道と鹿島神流との出会いから始まった 193
肉体が心(内面)とつながっている武術の面白さ 197
武道とスポーツ 202
道場でやる稽古だけが稽古ではない 204
至誠館で稽古する意義 207
子供たちをどう指導していくか 210
青少年教育と武道と私 青少年武学講師 高橋南海 212
自然塾に様変わりした「青少年武学」212
森羅万象との一体感 218
合気道との出会い 223
ポーランドでの出来事 225
ロシアで感じた至誠館の使命 227
第三部
海外門人の考える神道と武道 ……………………………………………………………………231
高貴なる精神の考察 アリス・フェネロル(フランス)232
騎士とは何か 232
騎士道の興隆と衰退 234
今も存在する神道と武士道 237
武道の修練を通じて見えてきたもの 239
西洋思想をこえて コーリン・プール(イギリス)243
はじめに 243
西洋の理想 244
禊の意味 246
日本創造神話としての古事記 250
神社の式年祭で感じたこと 253
神として祀られる靖國神社 258
聖徳記念絵画館 260
鹿島神宮で学んだこと 261
おわりに 262
世界をより良いものへ アンジェイ・バジルコ(ポーランド)265
伝統武道を体験する特別な場所 265
日本と共通するポーランドの伝統 267
今を大事にする神道 268
武道場での錬成 270
将来に向けて 273
資料編 275
資料1 至誠館歴代館長・各科師範・講師年譜 276
資料2 国際至誠館武道協会(ISBA)280
資料3 ロシア至誠館武道道場共同体(CSBD)283 |