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プロローグ タカ派に引きずられる習近平(一部) 「中国は尖閣諸島を獲得するために日本との戦争に打って出る危険性がある」と世界の主要メディアが煽っている。 中国が理性を失って、パラノイア的強硬姿勢を崩さないのは民族的性格による。 「なぜ尖閣戦争が勃発せざるを得ないか」と言えば、第一に決断力に乏しい習近平総書記が政治局と軍の強硬派に振り回されるからだ。無思想ゆえにタカ派に政局をリードされ、危険なのである。 「雷言雷行」という中国語がいみじくも中国人の特質を表している。要するに大風呂敷を拡げ合い、見境いのない大言壮語が機関銃のように繰り出され、誰もその大風呂敷を畳めないのである。 |
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目 次 プロローグ タカ派に引きずられる習近平 9 英誌も尖閣戦争は「起きる」と断言 9 第1章 暗愚な帝王と独裁国家 21 第一の理由は習近平が無能なるゆえに 21 第2章 尖閣戦争シミュレーション 56 今、目の前にある危機 56 第3章 「経済制裁」で大損するのは中国だ 91 寝言なのか、対日制裁? 91 第4章 中国バブルは音をたてて崩壊中 119 売れ残りマンション70兆円、不良債権は最悪で260兆円 119 第5章 矛盾をすり替えるペテン師 142 世代交代しても反日は変わらない 142 第6章 「日中友好」のまぼろし 162 日本を手玉に取った政治家たち 162 第7章 中国人のホンネは日本への憧れ 188 中国の「反日」は劣等感の裏返し 188 第8章 日本勝利の展望はあるのか? 208 中国の発展に日本はどれほど寄与したか 208 エピローグ 微笑から強面へ 224 万里の長城の最東端、虎山長城で錯覚を起こした 224 宮崎正弘(みやざき・まさひろ) |