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[増補]再びペルシャ湾へ(一部) 安保法案で争点となった「機雷掃海」 安保論議で抜け落ちている自衛隊 |
目 次
[増補] はじめに 16 1 対日飢餓作戦 21 かくして「対日飢餓作戦」は始まった/なぜ日本は敗れたのか/掃海ゴロたちの戦後/劣悪な環境と夜の街/掃海部隊の悩み 2 充員招集 44 機雷と掃海の種類/掃海に使われた意外な船/磁気水圧機雷に挑んだ試航筏隊/引き渡された日本の残存艦艇 3 モルモット船 61 肉弾掃海/試航船乗りの覚悟 4 海上保安庁誕生の背景 72 日本の海の危機/手足を縛られての出発/たった四隻の観閲式 5 悲しみと喜びと 83 待ち望んだ「安全宣言」/嵐と涙の天覧観閲式 6 朝鮮戦争への道 94 仁川、元山上陸作戦/日本掃海部隊へ派遣要請/バーク提督と日本人/日本は「対日飢餓作戦」に敗れたのか? 7 指揮官の長い夜 113 極秘作戦決行!/交錯するさまざまな思い/掃海部隊指揮官の仕事とは…… 8 特別掃海隊出動! 134 不安な夜と危険な掃海/MS14号触雷す!/乗組員たちの怒り/能勢隊の離脱/撤退の後始末 9 朝鮮戦争の真実 157 寒くて辛い朝鮮掃海/鎮南浦の掃海/大賀良平の場合/国連軍との微妙な関係/それぞれの朝鮮掃海/元山、その後/ソ連製機雷による被害 10 忘れ得ぬ男 182 弟からの手紙/運命の日/知られざる「戦死」/「靖国で会おう」という約束/靖国神社、苦渋の決断/慰霊・顕彰のあり方は曖昧なまま/「ある女性」のこと/日本の独立を早めた朝鮮掃海 11 海上自衛隊誕生前夜 214 軍隊のようで軍隊でない組織、生まれる/米国の掃海艇に乗って/活躍の場を広げる掃海部隊 12 水中処分員の仕事とは? 231 終わらない、EOD員の戦い 13 漁業と掃海 244 14 遥かペルシャ湾へ! 250 湾岸戦争と日本/窮地に追い込まれた日本/落合群司令とは/難航した要員確保/それぞれの出港/いざ、ペルシャ湾へ!/自衛隊初の海外派遣、その舞台裏/派遣部隊の心の内/いよいよ作戦開始!/機雷の海、緊張の日々/高まる焦燥感/機雷処分に成功!/最年少の艇長/寄港地での出来事/ペルシャ湾で育んだ「絆」/ありがとう、掃海部隊! 15 最後の木造掃海艇 311 日本が誇る、木造の掃海艇建造技術 あとがきにかえて 参考資料 334 桜林美佐(さくらばやし・みさ) |