立ち読み   戻る  

はじめに

易は占いの元祖
 易経は今から三千年ほど前に成立した最も古い東洋思想で、「帝王の学」と呼ばれてきました。これは国家の興亡が激しい古代中国で、国を外敵から守り人民を平和に治めるためのよりどころとして王や学者達が熱心に学んだためです。
 この易経は「現在はどうあるべきか」、「未来はどうなるのか」、「その未来のために何をすべきか」を教えており、天候から政治、経済、人生などあらゆることを判断する基準として占いに用いられてきました。手相、人相、姓名判断など東洋の占いのほとんどはこの易の考え方を元にして作られたのです。
易占いは宇宙の教え
 宇宙でビッグバンが始まった直後に、世界は「陰」と「陽」という二つの現象に分かれました。これがさらに組み合わさって8つの要素、乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤に分かれ、自然界すべての営みを表します。この8つの要素がそれぞれ上下に組み合わさって64通りの運気を表すのです。
 陰と陽はずっと同じ状態で止まっているわけではなく、絶えず変化を繰り返しています。季節が春夏秋冬を、人が幸と不幸、好調と不調を繰り返すのも、この陰陽の活動によって引き起こされる現象と言えます。
 自然界の一部である私たちにも、宇宙を司る陰陽の変化をキャッチする感覚があるはずなのですが、あわただしく過ぎていく日々の中ではその感覚が弱まり、なかなか敏感に感じ取ることができないでいます。そのため自分の置かれている状況をきちんと把握できないことから迷いや失敗などが起きてくるのです。しかし、易占いはそのものズバリ、陰陽のパワーによって占うわけですから、あなたの現状を的確に示し、そこからつながる未来の予測と対策を教えてくれるのです。
易占いは人生の道しるべ
 易は、邪悪と不正は滅び、正義と真心があれば栄えるとして人の道のあり方を説いて、苦しみや悩みから抜け出す突破口のありかを教えたもの。ですからあなたが現在を、そしてこれからを「どう生きるべきか」を具体的に教えてくれる指南書と考えてください。易占いは、見栄や欲、体裁といった主観的な感情を抜きにして公明正大な判決で進むべき方向を示してくれます。「最近、恋人とうまくいかないんだけど」といった日常的な悩みから転職や結婚など、なかなか決断に踏み切れない人生の大問題に至るまで、悩んだとき、困ったときはこの易占いで占ってみてください。必ず今のあなたに必要なアドバイスを与えてくれます。
 また、易は東洋の智恵の結晶ともいわれるほど、人間が幸せに生きるために必要なことがたくさん盛り込まれた書物です。本書は現代の人々が理解しやすいようにまんがでも解説しています。占いはもちろん、ひまなときにもパラパラと好きなページをめくってみてください。あなたがもっと気楽に生きられるようなヒントがみつかることでしょう。


目 次

はじめに 1〜3
正しい占い方 8〜15
コインの結果早見表 8〜9
用意するもの 10〜11
正しい占い方 12〜13
早見表の見方 14〜15
100円玉の示す意味 15

田口二州(たぐちにしゅう)
純正運命学会会長。産経学園(気学教室、手相・人相教室)講師。
易学をはじめ、気学、観相、姓名判断など東洋の伝統的な運命学全般を修める。運命鑑定のかたわら後進の指導にも熱意を注ぎ、幾多の優秀な占術家を輩出していることでも有名。現在プロの門下生だけで約60名。精力的に執筆活動にも励み、年刊で20年以上のベストセラーを続ける『純正運命学会運勢暦』(永岡書店)をはじめ、『九星気学開運法』(ナツメ社)、『手相占い事典』(ナツメ社)、『開運 家相方位入門』(池田書店)、『赤ちゃんの吉名事典』(高橋書店)など、著書・監修書多数。