『迷走するボーイング─魂を奪われた技術屋集団』

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ピーター・ロビソン著(ブルムバーグ記者)/茂木作太郎訳

四六判404ページ/11月6日発売

原題(FLYING BLIND The 737 Max Tragedy and the Fall of Boeing)




発行日 :2024.10
本体価格 ¥2200


■偉大なアメリカ企業の衰退を描いた詳細な物語。737MAXの設計、認証、生産にかかる8年間の重要な時期に焦点を当て、各段階での利益への執着がボーイングの従業員に破滅的な選択をさせたことを明らかにする。(The New York Times)
■悲劇へとつながった一連の動き、信頼の失墜と財務上の大きなミスを詳細に分析。安全を最優先しなければならない企業において「決算数字」が支配する姿勢が生み出した欠陥を時系列的に追う。(The Economist)
■346人の命を奪った悲劇を招いた会社の過失を明かす驚愕の調査報告。(The Times)
■利益を追求する欲望が、優秀な技術に取って代わったことを明かす心に訴える物語。(Brad Stone)
■決算を信奉し、他のすべてを破壊したアメリカビジネス界の新しい文化のどこにボーイングの凋落が位置するかを見事に描き出す。(Diana B.Henriques)
■飛行機が墜落するほどまでに品質を犠牲にして安易に利益を得ようとする現代の資本主義をロビソンは巧みに描き出す。ページをめくるたびに読者は不信感と怒りを募らせるだろう。(Kurt Eichenwald)
■防ぐことのできた悲劇を語る極めて重要な、そして怒りを覚えることなしには読めない書である。(Publishers Weekly)
■社内文化が消費者の安全に与える影響を記した注目すべき書である。ボーイングとアメリカのビジネス界を描写する本書は読者の心を捉え、揺さぶる。(Booklist)
■読者の心を捉えて離さない。本書は悪しき会社経営の優れたケーススタディであろう。本書は幅広い読者を対象にしてアメリカの歴史的企業の盛衰を語る。(Library Journal)