『総理暗殺─政治家とテロ事件』

戻る  

大橋治雄著
四六判296ページ 
定価1700円+税

ISBN:9784890634248
C0030

発行日 :2022.09
本体価格 ¥1700

 


筆者は、古代の蘇我入鹿(そがのいるか)暗殺から現代のオウム真理教村井秀夫暗殺まで、さまざまな暗殺事件を解析してきたが、今回の安倍晋三暗殺事件は、従来の暗殺事件と較べて極めて不可解な部分が多く、動機が正しく解明されていない。しかも暗殺者は安倍元総理に個人的な恨みはなく、思想的にも反対する者ではないと自供している。あれだけ綿密な計画を組んで、銃や弾薬を製造した暗殺者が、旧統一教会が憎いのなら、徹底的にそれをターゲットにすべきであるのに、いとも簡単にターゲットを替えた。このあたりにこの事件の真相解明の鍵があるように思えてならない。 〈「おわりに」より〉