『米中「AI大戦」─地球最後の覇権はこうして決まる』

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兵頭二十八著
四六判176ページ 定価1400円+税

ISBN:9784890633814
C0030

発行日 :2018.12
本体価格 ¥1400


百度(バイドゥ)、アリババ、騰訊(テンセント)等に代表される中国の新興巨大IT/AI企業群は、やがてそれぞれが超国家規模の「情報軍閥」を目指す。その前に、古臭い中国共産党(=人民解放軍)と、シナ大陸内の覇権を争うことになるだろう。
  勝負は一方的だろう。中共中央幹部も解放軍幹部も、いまや、自身および家族係累の経済活動情報をことごとく、ITを通じてすすんで巨大AI企業に提供しているようなものなのだ。古い、年老いた権力は、ブラックホールに吸い込まれる恒星のように、複数の巨大なIT/AI企業の引力の前にバラバラに分解されて吸い込まれ、合体して「情報軍閥」になる運命だろう。
  米中間では、AI冷戦がスタートする。そして中国国内では、超国家規模のAI軍閥間の闘争が展開される。
  どうして日本が、それに巻き込まれずに済むであろうか?《本文「はじめに」より》