『平和の敵 偽りの立憲主義』 集団的自衛権の行使容認は正しい!
                     岩田温(あつし)著
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岩田温(あつし)著
四六判256ページ
定価1500円(税別)

ISBN:9784890633340

発行日 :2015.10.30
本体価格 ¥1500


安倍内閣の安保法案をめぐって多くの憲法学者は突然「立憲主義を破壊する」と非難の声をあげた。だが、冷静に考えてみれば、日本国憲法では、「交戦権」を否定し、「戦力」の不保持を明記している。したがって、日本国憲法において立憲主義を貫徹しようとすれば、自衛隊は違憲だと主張せざるを得ない。だが、彼らは立憲主義に反するから「自衛隊を廃止せよ」とは主張しない。「集団的自衛権」の問題に限って、「立憲主義が破壊される」と叫んでいるのだ。自衛隊を違憲と主張すれば、多くの国民は、彼らの議論がおかしなことに気づく。だから、彼らは「集団的自衛権」の問題に限って、立憲主義を破壊すると説くのだ。彼らの説く立憲主義とは、本来の立憲主義ではない。日本の平和を守ろうと安全保障体制を構築しようとする人に対し、「戦争法案」とレッテルを貼り、冷静な議論を拒否する。どちらが本当に平和を希求しているのか。「平和の敵」、それは現実を見つめようとしない楽観論であり、「偽りの立憲主義」だ。