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菅原 出[著]
四六判並製264ページ
定価1680円(税込)
ISBN:9784890633029
発行日 :2013.01.20
本体価格 ¥1600
税込価格 ¥1680
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2009年1月にバラク・オバマが新大統領に就任したとき、世界の多くの人々が、「黒人初の新大統領は、戦争のない世界を実現しようとする理想の指導者なのではないか」と淡い期待を抱いた。しかし、こうしたソフトなイメージとは対象的に、オバマ大統領はブッシュ政権時代の政策を引き継ぎ、さらに拡大、発展させた。特にオバマは、秘密工作のプログラムを劇的に拡大させ、秘密の戦争をエスカレートさせたのである。オバマ大統領は、アフガニスタンやパキスタンで無人機を使った暗殺作戦、特殊部隊を使った対テロ作戦、そしてサイバー攻撃を激化させている。オバマの戦争は、国民の目の届かないところで、秘密裏に、そして激しく展開されるようになっている。ノーベル平和賞を受賞した黒人初の大統領は、いかにして米国史上もっとも過激な「秘密戦争の司令官」に変わっていったのか? 過去4年のオバマ政権の軍事戦略や秘密諜報活動を詳細に追いながら、オバマの戦争の実像を描く! またパキスタン、アフガニスタンの現地取材を通じて、混迷を深める戦争のリアルな実態をレポートし、衰退する米国と無極化する世界の現実を伝える!公開情報分析と現地取材ルポをハイブリッドさせた新しいノンフィクション!
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