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別宮暖朗 著
978-4-89063-317-3
発行日 :2014.05.10
定価 ¥2700+税
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第1次大戦開戦から100年、現在の世界情勢は大戦前夜に恐ろしいほどよく似ている――。サラエボ事件に端を発した第1次大戦は参戦国30カ国以上、ヨーロッパを主戦場に4年3カ月も続いた。戦車、機関銃、飛行機、毒ガス、潜水艦などの近代兵器が初めて戦場で本格的に使われ、延べ6500万人の将兵が動員された史上初の総力戦だった。兵士たちは凍てつく大地や泥濘の塹壕で戦い、860万人の戦死者を出し、民間人の犠牲者はさらにそれを上回った。ロシアやドイツでは戦争の重圧から革命が起こり、帝政が倒された。ソ連が誕生し、ヨーロッパに代わって米国が台頭するなど、世界史の大きな転機となった。戦争はいかに始まり、どのように戦われ、ヨーロッパに何をもたらしたのか? 開戦経緯から各国の戦争計画、主要会戦の実相、終戦まで多くの戦争指導者に焦点をあてながら明らかにする。長年研究を続けてきた著者が膨大な史料をもとに知られざる第一次大戦の全容に迫る。開戦100周年記念出版!
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