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別宮暖朗=著
発行日 :2012.7.25
最新版 :2012.7.25
本体価格 ¥1700
税込価格 ¥1785 |
昭和20年8月15日に発生した「終戦クーデター」は、近衛歩兵第二連隊2800名が決起した、明治建軍いらい最大の軍隊反乱事件であった。しかし、陸軍の解体で捜査の手が入らず、真相は明らかにされていない。定説では、クーデターの首謀者は、事件直後に自決した陸軍省軍務課員の「畑中少佐」と言われている。だが、一少佐がすべてを計画し指揮したとする見方は妥当なのか? 各種の史料から見えてきたのは、証拠隠滅、文章改ざん、そして「死者に責任をかぶせる」陸軍エリート官僚の姿だった。そして、本土決戦を主張する阿南陸相はじめ陸軍官僚の真の狙いは「国体護持」ではなく、陸軍組織の存続だった。まったく新しい視点から昭和史最大の謎に迫る!
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