坂の上の雲 5つの疑問           ゲームジャーナル編集部

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ゲームジャーナル編集部




発行日 :2011.12.1
最新版 :2011.12.1
本体価格 ¥1900
税込価格 ¥1995

日露戦争を描いた歴史小説の決定版といえば、巨匠・司馬遼太郎の名作「坂の上の雲」を真っ先にあげることができます。多くのファンにとって、「坂の上の雲」の記述こそが、日露戦争の戦史そのものと言っても過言ではないでしょう。しかし「坂の上の雲」はたしかに良くできた作品ではありますが、多くの誇張や演出を含んだあくまで小説であり、歴史的事実そのものの記述ではないにもかからず、司馬遼太郎によって描かれた歴史像を、そのまま歴史的事実であるかのように信じているファンが、今なお多いことも事実です。本書では、「司馬遼太郎史観」の実像と虚像について、5つのエピソードを取り上げて検証していきます。乃木第三軍無能説は嘘だった/二〇三高地は児玉が落としたのではない/実は時代遅れだった秋山“騎兵旅団”/東郷ターンは丁字戦法ではなかった/奉天会戦は中央突破ではなかった